カンボジアのプノンペンにあるキリングフィールドに行ってきた!

※この話は今後残酷な表現が含まれます。気分が悪くなるかもしれません。
現に私も撮った写真や歴史を調べながら描いていますが、鬱感がこみ上げてきてます。ですがカンボジアを好きな人は知ってほしいと歴史だと考えています。

<この話の最初から読む>


前回に引き続き閲覧注意です。

キリングフィールドを訪れての感想と写真でまとめです。

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1975年から3年8カ月続いたポルポト政権。
この期間に約200~300万人の人が処刑や飢えなどで犠牲になりました。

これはカンボジア人口の3~4割の人口です。

主に大人が犠牲になったので、政権が終わるころの人口の85%は15歳未満になっていたそうです。

2017年のカンボジア国民の平均年齢は25歳と異常に若いのはちゃんとワケがありました。

〈カンボジアの歴史のはなし〉




プノンペン中心地からトゥクトゥクに乗って1時間弱。
キリングフィールドの入り口です。
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入場料は6ドル。
支払いをしたらどこの国から尋ねられるので、日本人と言えば日本語対応のガイドレコーダーを貸してもらえます。
これはキリングフィールドでは必須なので必ず借りましょう!
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場内は広いです。
こちらの看板の下の方を見るとわかりますが、ローカルであるクメール語を含めて15言語対応のレコーダーがあります。
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世界中の人に知ってほしい歴史だということを実感します!

場内にはヘッドホンのマークがあるポイントがあり、そこで番号と同じレコーダーのトラックを聞けば日本語でガイドが聞けます。
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こちらはキリングフィールドに連れてこられた時のことを説明してくれる場所です。

月に2、3度またた3週間ごとに、20~30人の囚人を乗せたトラックがここに到着しました。
彼らは目隠しをされひどく怯えていたそうです。


こちらはキリングフィールドの留置所があった場所です。
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最初はここに連れてこられたらその日に処刑されていました。がしかし、どんどん人が増え1日で終わらなくなったため、ここに留置所が建てられたそうです。
現在は解体されていますが、囚人同士がお互い見るのを防ぐために電気のない暗い場所だったそうです。
〈キリングフィールドに連れてこられたらのはなし〉


この辺りは武器が保管されていた場所がありました。
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ナイフや鍬、手斧など繰り返し使える身近なものが処刑に使われていたようです。

場内にあるこちらの木
これも処刑道具に使われていたそうです。
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枝の橋はギザギザしており、食用の鶏をしめるために使っていたのですが、ここでは人が処刑されるために使われていたようです。

決して楽に処刑されることはなかったようです。

そのため断末魔を辺りに聞かれないようにする為、こちらの木に大音量で音楽を流したスピーカーが取り付けられていました。
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マジックツリーと呼ばれています。

〈処刑のおはなし〉


処刑後遺体はキリングフィールド内に埋められていました。
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地面が陥没してある場所は遺体が大量に埋められていた場所です。
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遺体は腐敗が進むとガスを発生します。
そのせいで辺りは悪臭が漂っていたので、DDTなどの化学薬品を使って臭いを消していました。

〈処刑されたそのあとのはなし〉



この木は”キリングツリー”と呼ばれる木です。
ガイドを聞いて最も気分が悪くなる場所です。
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〈キリングツリーのはなし〉


こちらはキリングフィールドの中心にある慰霊塔です。
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この中には犠牲になった人の骨があります。
かなりの数があるのでここで、本当に大勢の人が亡くなったという事を実感しました。

〈慰霊塔のはなし〉



キリングフィールドはかなりショッキングですが、訪れて後悔のない場所でした。

その土地に行ってその土地の歴史を知るという事は、お金では買う事の出来ない大切なことだと実感しました。



きこりん




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